飛鳥時代の工人達

今度の土曜日か日曜日に古寺巡りをします。
慈光院法隆寺中宮寺法起寺法輪寺を勉強に行きます。
44年ぶりの見学です。
当時、建築学会で見学して以来です。
その時、ちょうど法輪寺法起寺の改修工事中で、有名な西岡常一棟梁のお話を聞く事が出来ました。「ヤリガンナ」も初めて見ました。
飛鳥時代の大工はヨキとヤリガンナで堂、塔、回廊の工事をした事等を教わりました。私も木造住宅や古民家の工事をしていますが、どうも最近の集成材や
新建材の使われ方に大きな疑問を感じる様になりました。
西岡棟梁の書かれた本は何度も何度も読んでいましたが、還暦を過ぎて、
今、又、棟梁の本を読み直して、無性に法隆寺へ行きたくなりました。

その次は、五条二坊の唐招提寺薬師寺に行きます。
薬師寺は私が、大学2年生の頃、伽藍配置の発掘調査をしていました。
その時、高田好胤管長の講和も聞かせて頂きました。
その頃の薬師寺は本当に廃寺の様な荒れ果てたお寺でした。
今でも、「般若心経」をそらんじる事が出来ます。
やはり、本物を見てこようと思います。

そして、神戸市北区の「箱木の千年家」の見学です。
いつまでたっても、勉強の積み重ねと思います。