奈良「西の京」に行きました。
昨日は、午前中の打ち合わせを済ませまして、奈良の西の京に行きました。
唐招提寺は見事に改修工事が出来ていました。解体修復中に正面の桁材を掛けようとしたら、たしか12cmも伸びたと聞きました。いまだに材木は生きている事を証明してくれましたが、千年以上の時の経過を経ても木の癖が出る事に、「西岡棟梁」の言われた事が実感出来ました。
薬師寺はちょうど東塔が改修工事中で大きな上屋でおおいをしていました。(残念)
西塔をじっくり見学させて頂きました。44年前は、基壇だけでした。
当時は西塔の基壇あたりまでが境内の境界でして、その西側の田んぼで発掘調査のお手伝いを「少しだけ」しました。しかし、現在は境内が近鉄線まで広がって、きれいな回廊が出来ていたのには驚きました。
本当に当時は、「廃寺」と言っても良いくらいに、勝手に境内に入れました。
当時の松林が懐かしいですね。
金堂の「薬師三尊像」の中でも薬師如来像は、心が休まりました。
この金堂の区画が鉄筋のコンクリートとは、見学者の方々はご存じないでしょうね。
やはり、違和感を覚えました。
平城宮跡は時間外となりまして、外周道路からの見学となりました。