近畿大学理工学部建築学科設立50周年記念事業

先日、母校の近畿大学へ一般社団法人日本増改築産業協会(通称ジェルコ)近畿支部

合同求人活動で訪問した時、建築学部の先輩から建築学科設立50周年を聞きました。

私は昭和48年卒業(第7期生)です。今年50周年ですと・・・計算が合わないのです。

(1期生の方々は昭和42年3月ですから・・?)

当時の学内はまだ木造の校舎がありましたが、今の本校は立派なビル群となっています。

そして、団塊世代の先輩達が学生運動で全国の大学は授業どころではありませんでしたが、

全国で近畿大学だけが無傷で一度もピケをはられた事がありませんでした。感謝です。

当時の建築学科の授業料は147.000円/年でした。下宿代は2食付きで5.700円。

一カ月15.000円もあれば充分でした。何か懐かしい思い出です。

1年生の時、民家同好会に入りまして、林野全考先生に御指導を受けました。
畿内の主だった民家の調査や実測。豊中市服部緑地の民家集落でほぼ毎月実測訓練でした。
今から思いますと、当時の先輩方は必死に私達を指導して下さいました。
それが今、私の財産となっています。良い先輩方に巡り会えた事が感謝です。

3年生の時から、櫻井敏雄先生のもとに通うようになりまして、そのまま櫻井ゼミに入りました。先生は鎌倉時代の仏教建築の権威となられました。今も御活躍です。
一番辛かった想い出は、大阪・奈良・滋賀のエリアで融通念仏宗のお寺の調査でした。
今も教鞭をとられている先輩と二人で夏休み中、歩き回りました。
この融通念仏宗のお寺が時代の変遷過程に大切だった様です。
少しは役に立ったようでした。毎日カメラセット2台。バッテリーセット2台をバッグに入れて、たすき掛けで歩きました。下宿に帰り銭湯に行くと両肩にアザが出来る毎日でした。
しんどかったけれど、先輩が黙々と地図を塗りつぶして行く(地図の卍マーク)姿を見て
一緒に頑張る気持になりました。とても良い経験をさせて頂きました。感謝です。

5月25日に懐かしい方々とお会い出来る事を楽しみにしています。