こんなサプライズも(^^)

こんな事もあるんですね(^^) お客様はとても大切な方々です。
以前勤務していました会社から、お客様の紹介がありました。
11年前に新築工事をさせて頂きましたお客様です。

このお客様とは着工までの打合せ回数は60回を超えました。
とても大切なお客様との御縁が戻りました。

工事内容は外断熱工法の新築工事です。当時は大手ハウスメーカー設計事務所工務店等はその知識や実績を持っていませんでした。
私達は、フクビ産業のエアサイクルシステムの外断熱工法で新築工事を手掛けていましたので、現場案内や実際に生活されているお宅を訪ねて、その快適さを確認してもらいました。

ところが、お客様が松井先生の本を講読されていて、少し偏った知識をお持ちでしたので、打合せのたびに確認、修正をしながら進めました。
高気密・高断熱住宅ではなく、高断熱住宅をご希望されていました。
フクビの商品はスタイロフォームでして、経年劣化の事と火災の事を心配されていましたので、断熱材はネオマホームに決定しました。ところが当時、旭化成のネオマホームの外断熱工法は大阪の北摂地域では皆無でした。
そして、断熱サッシや換気問題に頭を整理しながら進めました。
又、外断熱工法における裏付けのデーター確認で大学の研究室や九州大学の岩岡先生の御指導のもとに、ネオマホームによる外断熱工法が実現しました。

それから変化して断熱工法は付加断熱(充填断熱)工法と進みました。
その後24時間換気システムがやっと普及しました。
当時の第3種換気装置も国産では役に立たず、外国製のスエフロー、フレクト、ユーフレクト、ダッチマン等の試行錯誤を重ねました。

充填断熱工法を新築工事やリフォーム工事に採用したのも関西では私が早い時期の採用者と思っています。
又、このお宅は住宅性能評価の一番初期の評価を受けたお宅としても有名でした。

そのような大切なお客様を以前の会社が縁を切って、私のところに何故、依頼されたのかわかりませんが、この大切なお客様と一生のお付き合いをさせて頂く所存です。

感謝。


断熱の効果を上げる為にデザインはシンプルとなりました。
伝熱樹脂サッシが発売された時でした。


1階、2階、小屋裏の室内温度差は2℃〜3℃ほどです。
とても快適な住まいです。