平和と言う事を真剣に考えたいと思います。
70年前の8月6日にウラン型原子爆弾が廣島に投下されました。
8月9日にプルトニュウム型原子爆弾が長崎に投下されました。
そして8月15日に終戦となりました。(敗戦記念日と言う方もおられます)
母親が廣島で被爆しまして、叔母も二人亡くなっています。
母親は被爆手帳の申請はしませんでした。
それは被爆手帳をもらった人々が言われも無い差別を受けたことが原因の様でした。
私は被爆二世として、今日の8月6日が何とも言えぬ辛い気持ちになります。
何故あの無謀ともいえる愚かな戦争をしたのか疑問でしたが、原因は明治維新にある様な気持ちがします。欧米諸国に追いつけ、追いつけ、追い越せが結局は破滅へと突き進んでしまった様に思えます。
平和が保たれたのは、徳川幕藩体制と戦後70年と思います。
どうも明治維新から日本人の本来の姿、考えが変化してしまった様に思えます。
当時の日本を取り巻く紛争を時系列にまとめますと、知らず知らずの内に戦争が独り歩きして行くのがわかります。
◯明治維新 1869年2月20日
◯台湾出兵 1874年5月〜6月
◯日清戦争 1894年7月25日〜1895年11月30日
◯台湾統治 1895年〜1945年
◯日露戦争 1904年2月8日〜1905年9月5日
◯韓国併合 1910年8月29日〜1945年8月15日
◯シベリア出兵 1918年8月〜1922年10月
◯張作霖爆殺事件 1928年6月4日
◯満洲事変 1931年9月18日〜1932年2月8日
◯満州国建国 1932年〜1945年
◯支那事変/日華事変 1937年7月7日〜1945年
◯ノモンハン事件 1939年5月11日〜9月16日
◯大東亜戦争 1941年12月8日〜1945年8月15日/9月2日(第二次世界大戦)
1869年から1945年の76年間でこれだけの戦争を行っていました。
これでは国民も戦争で戦って勝つことが当たり前の感覚となったのでしょうね。
日本の現状を見ますと段々きな臭い方向へ進んでいるように思えます。
マスコミ報道のピンポイントの情報では無く、もっと本筋に触れた報道をしないといけないと思います。
世界でも70年間平和な国は無い様です。
平和ボケにならない為にも過去の尊い生命を犠牲にされた方々の為にも、もう一度自分なりに平和な日本の将来を考える事が大切と思いました。